CSSでホームページを2段組にする
今回は、スタイルシートを利用してホームページを2段組にする方法を紹介します。通常、ホームページを2段組にする場合はTABLEタグなどを利用しますが、スタイルシートを利用して2段組を実現することも可能です。この手法は応用範囲も広いので、ぜひ試してみてください。 サンプルページ

→ 左右の段に表示する文章をDIVタグの中へ記述する
 
今回紹介するテクニックでホームページを2段組にする場合、左右の段に表示する文章をDIVタグ内に記述しておく必要があります。また、左の段のDIVタグには"left"、右の段のDIVタグには"right"というクラス名を付けておきます。なお、今回は文章のみでDIVタグ内を構成しましたが、この中に画像などを配置することも可能です。
<DIV class="left">
  吾輩は猫である。名前はまだ無い。<BR>
   :
</DIV>
<DIV class="right">
  この書生の掌の裏でしばらくはよい心持に坐っておったが、
      :
</DIV>


→ 左右のDIVのスタイルシートを記述する
 
続いて、それぞれのDIVタグ(クラス)にスタイルシートを指定します。段組の指定は「float」のスタイルシートを使うと実現できます。「float」は、左または右の回り込みを指定するプロパティであり、値に「left」または「right」を記述して指定します。以下の例の場合、左側のDIVタグ(DIV.left)は『回り込みが左、横幅43%』、右側のDIVタグ(DIV.right)は『回り込みが右、横幅43%』となります。また、それぞれの横幅の合計(43%+43%)が100%より小さいため、互いに回り込みが行われ、左右2段に文章が配置されます。
<STYLE type="text/css">
<!--
DIV.left{
float:left;
width:43%;
}
DIV.right{
float:right;
width:43%;
}
-->
</STYLE>
サンプルページ


→ スタイルシートでページ全体の見た目を調整する
 
ここまでの解説でも2段組は実現できますが、あまり見やすいホームページになりません。そこで、以下のようにスタイルシートを追加し、見やすいホームページに改良した例を紹介しておきます。各タグのスタイルシートの内容は以下のとおりです。

・H1、H3タグ
 左側に5%の余白を設けます。

・HRタグ
 左右に5%の余白を設けるため、横幅を90%に指定します。

・DIVタグ(left)
 横幅43%で左の回り込みを指定し、左側に5%の余白を設けます。この結果、このDIVタグの横幅は48%になります。また、フォントを等幅フォント、行間を1.5行に指定し、文章を読みやすくしています。

・DIVタグ(right)
 横幅43%で右の回り込みを指定し、右側に5%の余白を設けます。この結果、このDIVタグの横幅も48%になります。左右のDIVタグの横幅はそれぞれ48%となるため、100−(48×2)=4%が左右の段の間隔になります。また、こちらもフォントを等幅フォント、行間を1.5行に指定し、文章を読みやすくしておきます。

<STYLE type="text/css">
<!--
H1{padding-left:5%;}
H3{padding-left:5%;}
HR{width:90%}
DIV.left{
float:left;
width:43%;
padding-left:5%;
font-family:monospace;
line-height:1.5;
}
DIV.right{
float:right;
width:43%;
padding-right:5%;
font-family:monospace;
line-height:1.5;
}
-->
</STYLE>
サンプルページ


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